漬物屋がカレー屋を始めたその理由


カレー店の名前「近江屋清右衛門」は

京都で一番古い漬物専業店

「総本家近清」創業主の名前です。

 

当店は、近江の米問屋であった初代が、

京都で漬物屋を始めたように、

「京都で愛されるカレー屋を作りたい」

と思って10代目がはじめました。

 

なぜカレー屋か

その最も単純な答えとしたら

「カレーが好きだから」です。

好きなものだからこそ、

納得のいく味造りに妥協はしません。

 

欧風カレーも、スープカレーも

とことん味を追求した自信作です。

 

もう少し詳しくお話するならば

「漬物離れ」に行きつきます。

 

漬物って昔はもっと身近な食べ物でした。

なんとなーく、ご飯のとなりにそっといる。

そんな存在だったはず。

 

ところがどっこい、今ではすっかり

なくても困らない存在に・・・こんなに寂しいことはありません。

 

それってそもそも漬物を食べる機会が

減ってるからではないか・・・

 

もっと身近に漬物を感じてもらいたい

もっと気軽に京都の食材を楽しんでもらいたい

その入り口が「和食」となると敷居が高い

 

国民食「カレー」なら

たくさんの方に楽しんでもらえるだろう

そう思ったからです

 

なんだ、洋食にもあうんじゃないか

そんなきっかけになればうれしいな

 

漬物屋店主の欲といえばそれまでですが欲をかかずして未来はありませんから

理想は高く持ち続けようと思います。


 

 

京都=和食ではなく

京都×カレーが

たくさんの「美味しい発見」を

もたらすように

今日も京都食材を探します

 

皆様が選ぶ「京都の味」 その中に

「カレー」が仲間入りする日が来ますように